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日本屈指の超攻撃的ポイントガード!島根で躍動する安藤誓哉選手。

今シーズンの大型補強の一人、2019年のワールドカップで日本代表として世界と戦い、常に日本代表候補として選ばれている日本屈指の超攻撃的ポイントガードが安藤選手です。

日本代表(候補)に選ばれることがどれだけ厳しいか、それはバスケットはベンチに入ることができる人数を見ると分かります。バスケットの場合、全員で12名までが登録でき、その中でポイントガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワード、センターという5つのポジションの選手をそろえる必要があります。(ポジションについては、未来小町の解説動画(Youtube)をご覧ください。)つまり、ひとつのポジションに多くて3人までしか選出されません。

これは、所属する国内最高峰のB.LEAGUEのB1で22チームでも同様の人数構成になります。1チームに2~3名のポイントガードがいるとすれば、60名近い選手の中でわずか2~3名しか選出されません。(東京オリンピックでは2名)この数字を見ても、選ばれることのスゴさが分かります。

日本の中でトップクラスのポイントガードとなる安藤選手って、どんな選手なの?と気になる方も多いと思います。 ここでは、Youtube動画や記事を交えながら、ご紹介していきます。

「攻撃こそ最大の防御」超攻撃型のポイントガード

例えば、ドリブル。今シーズンは、ターンオーバー(パスミスや相手のスティールなどで相手ボールになること)の数が減少している要因の一つに安藤選手の安定したボール運びがあります。攻撃時にポイントガードが相手コートまでドリブルでボールを運びますが、どのチームも簡単に攻撃させまいと強いディフェンスを仕掛けてきます。トップクラスの選手が揃うB1では、そのプレッシャーも半端なく、ちょっとでも足やドリブルが止まると一気にボールを奪いに相手選手が襲い掛かります。そんな場面でも安藤選手は相手のディフェンス受けるのではなく、自分からドリブルで攻撃を仕掛け、先手をとることで前にボールを運んでしまいます。

次にディフェンス。今シーズンの島根はコート全体でディフェンスのプレッシャーをかけるスタイルになっていますが、ポイントになるのが得点を取った直後の相手ボールのスローイン。ディフェンスを強めたことがはっきりわかるのがこのスローインからプレッシャーをかける時です。ここでも安藤選手の攻撃的なディフェンスが効果を表します。豊富な運動量と読みで相手の出足を鈍らせ、相手からボールを奪いとり、得点につなげていきます。相手チームからすると1回のオフェンスチャンスが失われ、得点も奪われるとすると-2点+-2点の計4点分を失うことになりますので、たまったものじゃありませんね。

今シーズンは、何度かこのような場面から一気に流れも引き寄せた試合がありましたので、チームでの連携がよくなれば今後もっと増えるのではと楽しみになりますね。

ここでは、ディフェンス型のチームに真っ向から勝負を仕掛けている安藤選手の渋谷戦と秋田戦の過去の動画をご紹介します。

東京オリンピックから見えた世界への鍵「勝負どころで勝つ力」

今年の夏、東京オリンピックが開催されました。バスケットボールにも新型コロナウィルスの影響で不参加の選手はいたものの、世界のトップクラスの選手たちが各国から集まり熱い戦いを繰り広げました。試合を見ていて日本が世界と戦う鍵となるのが「ポイントガードの力」だと感じました。

アメリカ、フランス、オーストラリアとメダルを獲得したチームは一流と呼ばれるポイントガードが揃っています。オリンピックでは参加したどのチームも世界の頂点を目指して1分1秒真剣勝負を繰り広げます。そんなギリギリの局面の中で勝負の流れをつくる大きな役割を担っていたのが「ポイントガード」でした。膠着した状態でドライブ、3Pシュートの攻撃や前からのディフェンスプレッシャーなどなど、重要な局面でチームの流れを変える「ワンプレー」をクリエイトできるポイントガードがいたチームが勝利を引き寄せていきました。

安藤選手を見ていて「攻撃的」という言葉が一番しっくりくるのは「勝負どころ」での勝負強さです。まだ安藤選手がアルバルク東京に在籍していた時の松江市総合体育館でのホーム戦。第3Qまで競り合いが続き「もしかして勝利もあるかも」と期待をしていた第3Q終了間際、ディフェンス強度を上げスティールからの速攻に繋げたのが安藤選手でした。入った瞬間に「あっ、まずい」と思ったことを記憶しています。

このシュートから流れは一気に傾き、4Qでは大きく得点差を広げられ敗戦になりました。この場面は「なんて勝負強い選手なんだ」と強烈な衝撃として記憶に残っています。

島根に来てからも、シュートだけでなくディフェンスの仕掛け、パス、先陣を切るドリブルと重要な局面で高い集中力を発揮し何度も勝利へと導いています。安藤選手の「勝負どころで勝つ力」、この力こそ、スサノオマジックを、さらには日本代表を世界の高みへと導いてくれるものと期待してやみません。

ここでは、勝負強さが良く分かるアルバルク時代のワンショットと今シーズンのホーム北海道戦のGAME1をご紹介します。

「前へ、前へ、もっと前へ」常に挑戦!

安藤選手のことが広く知られるきっかけに、NBAを目指した明治大学時代の4年生のドキュメント番組があります。この番組の中でアメリカのドリューリーグ(NBAの選手も参加する夏のリーグ)に挑戦しているシーンがあり、リーグ戦の最後の試合、出場したわずか4分の間に7得点を上げたシーンはインパクトがあるものでした。当時、安藤選手は英語があまり話せず選手とのコミュニケーションがあまり取れていない様子でした。バスケットではコミュニケーションは重要な要素。それがない状態でボールすらもらえないんじゃないかと思って見ていると、パスを受け取った直後から前へ前へと攻撃を仕掛けていきます。ドリブルからのレイアップ、3Pシュートとあれよあれよと7得点。この熱いプレイがその後、カナダのプロリーグNBLの入団へとつながります。

誰にでもできるチャンスがあるけど、実際にはできないこと、それが「挑戦」だと思います。海外リーグ、栃木、秋田、東京と常に新たな挑戦を実践し続けている安藤選手。今シーズンの島根での新たな挑戦、期待しかありませんね。

ここでは、ドリューリーグでの4分間のプレーをご紹介します。

ブームを起こす男!

安藤選手を調べていくといくつか面白い記事を見つけました。

注目したのはこの記事

●記事「DOOR by ABC-MART 2020.01.06記事(https://door.abc-mart.net/25408)」

ココナッツオイルを流行らす!何種類の化粧水を使い分ける!ここはあくまでも想像ですが、はまったらとことん極めたいタイプなのではと思わせるには十分の内容でした。コーヒー好きも明言されていたりですが島根では何にはまって、スサノオマジックではどんなブームを巻き起こすのか?!、そんなことが密かな楽しみになっています。ここは追跡調査ををしてご報告できればと。お楽しみに!

●記事「NBA Rakuten 2020.04.22アルバルク東京コラム vol.2 安藤誓哉(https://nba.rakuten.co.jp/news/3867)」

※この記事を見ると赤ワイン通になっている可能性もありそうですね。

常に高みを目指して

「気持ちで結果は変わる」強く印象に残った試合後の会見での安藤選手の言葉です。「気持ち」、「想い」があれば実力を超えた結果をつかむことができる。力強く話す安藤選手の目には強い想いと覚悟、その中にある「挑戦を楽しむ」無邪気でまっすぐな気持ちを感じることができました。

明成高校でのウィンターカップ優勝、NBL時代も優勝まであと一歩、アルバルク東京の2連覇、と常に高みを目指し挑戦を続けている安藤選手。島根での新たな高みを目指した挑戦は始まったばかり。

新しい環境、新しい仲間との挑戦、私たちも全力で応援していきましょう!